資料NO. : 54−1 | |||||||
資料名 : 千葉県連絡会通信 2004年12月号」 | |||||||
制作者 : 千葉県連絡会事務局 | |||||||
制作日 : 2004年12月1日 | |||||||
ブッシュが再選されたアメリカ大統領選挙のさなか、「ブッシュもNO、ケリーもNO」を掲げたMWM(ミリオンワーカーズマーチ)は、警察とAFLなどの卑劣な妨害をはねのけ、350万組織労働者の賛同を背景に、1万5千人がワシントンDCに集結し、大成功しました。 反戦・反差別・反民営化を貫く、国際的な労働者の連帯運動が広がろうとしています。 日本でも、11・6-7の日比谷野音は、「教育基本法改悪反対」と「国際連帯・闘う労働運動の潮流を」という2つの全国集会に集まった三千、四千の人々で埋め尽くされ、大成功をかちとりました。小泉のファッショ戦争政策を食い止める道が切り開かれつつあります。
今こそ「イラク・自衛隊」と「教育基本法・憲法」をしっかり結合して、「百万人署名」に猛然と邁進しましょう。署名運動を全国で広げ盛り上げることが、一つには、辺野古の海上ヘリ基地建設を初め、米軍の世界配置再編と自衛隊の本格軍隊化を阻止する力になるでしょう。 また他方、来春卒業・入学式の「日の丸・君が代」や教科書採択をめぐる、石原・横山都教委を先頭にした教育ファッショとの攻防を決する大きな支えにもなるはずです。 あなた一人分だけの署名でも構いません。用紙1枚でも、2枚でもいいです。どんどん送ってください。また時間や体力の許す方は、私たちの「街宣」にもぜひ参加してください。
(1) 街宣署名 全国でlOO万の提起に対して、千葉県連絡会では「3万筆」をめざすことになりました。 しかし、月に313筆では到底目標に及びません。所属の労組などへの働きかけ、多くの方の街宣参加など、署名を1筆でも多く集めるための皆さんの工夫とご協カを切に訴えます。 (2) 賛同しました @千葉8月の会「日本軍の細菌戦による被害者の証言を聞こう12・8集会」 2口2000円 A自由への風1・10集会 1口2000円 (3) 10・24合同街宣、沖縄告集会
教基法改悪反対!5・29県民集会のあと、集会を中心的に担った「教基法改悪反対!千葉県連絡会」と呼びかけ人でこの運動を県下に広めるための実行委員会が造られました。 私たち百万人署名運動千葉県連絡会も参加しています。呼びかけ人の中には、百万人署名運動にも参加の方が3名おられます。 実行委員会では、来春に向け、県内各地での集会・学習会・行動をよびかけ、共同行動の輸を広げようと動いています。→インフォメーション
教育基本法改悪については、憲法(9条)改悪ほどには世に知られていません。 しかし、憲法と教育基本法の改悪は一体のものです。平和憲法を改悪し、アメリカとともに世界へ出て行って軍事行動(戦争)できる国にするには、何よりも子供たちの教育が第一と政府、政治家は考えています。 少年犯罪が増えたのも、学力の低下も、子供たちがだらしがないのも身勝手なのも、みんな今の教育が悪いから、教育基本法を変えるのだといいます。 個人の尊重ばかり重んじてきたから、公を大切にしない子供ができてしまったのだ。だから個を捨てて国のために命を投げ出す子供を作るためにも教育基本法を変えるのだと政治家は言います。まるでいつかきた道です。 しかし、子供社会の出来事は大人在会の反映です。大人のしている事が乱れ腐っているから、子供たちが荒れるのです。リストラにおびえ、あるいは職を失い、父親も深夜帰宅で、親たちの心が荒れているから子供たちの心がすさむのです。国のトップの人たちも悪い手本ばかり見せています。真の意味で大人たちは子供たちを人間として尊重し、本音で向き合ってきたでしょうか。個を尊重すると言いながら、子供たちを放任し、正しく導くことを怠ってきたのではないでしょうか。 政治家も庶民も、人の顔色ばかり見て本音でものを言わないから、子供たちは人間や社会が信じられないのです。 今でも、アフガンを空爆する爆撃機への給油を自衛隊の艦船がインド洋上で行ない、イラクの数百人の自衛隊駐留に一日一億円も使い、クウェートの航空自衛隊は武装した米軍を運び、その米軍はイラクの人々を空爆している。アメリカの軍事行動を助けるための有事立法を通し、自衛隊はうやむやの内に多国籍軍となり、経団連会長は武器輸出国になりたいと発言し、防衛庁長官はアメリカと一緒のミサイル防衛に乗り出す、防衛庁の技官が武器を研究し、作って売ることは防衛庁と企業のためになると発現している。 これを政治家、財界人は、「国益」といいます。しかし、国益と国民の利益は違います。現状が憲法に合わなくなってきたからと憲法を変えようとしていますが、国益と称して石油やお金や地位に目がくらんでいる、憲法を遵守しなければならない立場の人間がもっとも憲法を踏みにじっている、この現実の政治のあり方こそが問題なのです。 日本の政財界には、好戦的な戦時中の亡霊が背広を着てうようよしている、と言わざるをえないでしよう。 「国を愛する」と言うとき、その「国」は政治機構を指すのではなく、郷土を指すのだと、教育基本法に愛国心を盛り込みたい政治家は言います。しかし、政治機構を意味しない国というのはあり得ない。「国」と「郷」は違います。郷土愛と愛国心は違います。かれらが「愛国心」と言うとき、それは究極には国のために死ねる心を意味します。愛国心は法で強制するものではないし、そうすることはと ても危険なことです。 日本は第二次大戦中、二千万のアジアの人々の命を奪ったと言われます。そして、数千万人の死者の犠牲の上に、世界の希望として生まれた平和憲法で、私たちはもう決して武器は取らないと誓ったのです。 教育基本法を変えたいという人たちは、「一人のエリートと、あとは黙って従う九十九人の子供を作ればいい」と言っています。 私たちは、右を向けと言われれば右を向く、戦争へ行けと言われれば黙って戦争へ行く子供たちを作ろうという、教育基本法の改悪をぜったい許してはならないと思います。愛国心に燃えて自ら進んで戦争に行く子供たちを作りだしてはならないと思います。 賛同人を増やしましょう 県連絡会のスタッフを募ります!事務局までご一報を |
掲載:2005/03/30